8月14日(月)・8月16日(水)の二日間、『2023 うるまキッズ体験型サマースクール』を開催(共催:NPO法人まくとぅー)し、市内の小中学生27名の子ども達が参加しました。このサマースクールは、夏休みに様々な経験や体験の機会を設け、地域防災や伝統文化、環境美化などについて学ぶことで、力強く生き抜く力を育み、将来の地域のリーダー育成など子どもの健全育成を目的としています。

 一日目は、具志川消防署を見学した後、健康福祉センターうるみんで、地域防災や災害、環境美化、伝統文化(ハーリー)について学びました。お昼は、陸上自衛隊勝連分屯地の皆さんにご協力いただき、沖縄そばの炊き出しをしていただきました。

 消防署見学では、「はしご車のはしごは、10階だての建物と同じ高さになると驚いた」「お母さんに将来、消防士みたいなかっこいい人になると伝える」「火事が起きた時、落ち着いて行動することが大切ということが分かった」などの感想が聞かれました。

 また、防災や環境美化について感じたことや自分にできることとして、「災害が起きる前に準備をしておく」「災害が自分の近くの地域で起こっても、すぐに逃げれるようにハザードマップなどを見て道を探しておこうと思った」「海の生き物のためにプラスチックのゴミや色々なゴミをポイ捨てしない」「なるべく食品ロスをおさえる」など子ども達に多くの学びがありました。

 二日目は、平敷屋漁港でのハーリー体験や、うるま市特産のもずくについてのお話を聞き、お昼はみんなでバーベキューを楽しみました。体験した子ども達からは、「ハーリー体験をして、沖縄の文化について学ぶことが出来たから良かった」「ハーリーはちょっと怖かったかど楽しかった」「もずくは、きれいな海じゃないと作れないと分かった」「うるま市がもずくの生産量1位ってことも知らなかったから、もっと広めたい」などの感想や学びがありました。最後は、サマースクールで学んだことをグループごとに発表しました。

 保護者の方からは、「とてもいい内容だったと思う。年齢が違う参加者と交流することもできて良かった。学校ではできない事を体験して子ども達の良い学びになった。子供が高校生になったら、ボランティアで参加させて、今度は小さい子達のサポートする側になったらいいな」「プレートがずれて・・・お母さん知ってる?と地震の仕組みについて説明していた。ハーリーも絶対行くと楽しそうに準備をしていた」との声が聞かれました。

 子ども達にとって夏休みの貴重な体験となったようです! 

 本事業の開催にあたりご尽力を賜りました実行委員の皆様をはじめ、体験実施にご協力いただきました多くの関係団体の皆様に心からお礼を申し上げます。

【実行委員】

やなえもん(実行委員長)、うるま市福祉政策課、うるま市こども政策課、うるま市危機管理課、うるま市商工会青年部、うるま市商工会女性部、うるま市観光物産協会、NPO法人まちなか研究所わくわく、うるま市文化財ガイドの会、食と農の学び舎BASE        (順不同・敬称略)

【協力団体】

うるま市消防本部、うるま市消防団、沖縄ヤクルト㈱、勝連漁協協同組合、勝連漁業協同組合 平敷屋支部、陸上自衛隊勝連分屯地、海上自衛隊沖縄基地隊、SUMMER DRAGONS、㈲全沖フード、ボランティア(石川高校・前原高校・N高校の生徒)             (順不同・敬称略)

 

 ※今回、サマースクールに参加したうるま市の子ども達が、9月18日(月・祝)に神奈川県で開催されます『ぼうさいこくたい 2023』にオンラインで参加し、サマースクールで学んだことを発表します!

 ぼうさいこくたい 2023in神奈川 ➡ https://bosai-kokutai.jp/2023/os-09/